2011年03月13日

自然と人

これまでに体験したことのない地震が起こってしまった。
この数日は、メディアを通して目に飛び込む現状がただ頭をすぎるばかりである。
被災された方々には心からお見舞い申し上げたい。

建築に携わるものとして、何とも言いようのない、無力感を感じている。
何百年もかけてつくり上げられてきた街そのものが自然によって破壊されてしまった。
木造のみならず、現代の技術でつくり上げられてきた鉄やコンクリートの建築までが、今回は破壊されてしまった。道路や橋などの土木建造物までも破壊されている。
これからの建築のあり方もさることながら、街のデザインも今後大きく変わることが容易に想像できる。私自身も仕事の手が止まってしまった。

「想像をはるかに超える、、、」と皆が口をそろえて言っている。確かにそれを理解できる部分もあるけれど、原子力発電所の事故については、腹立たしくてしょうがない。もともと不可能をごまかして可能にしているのが原発である気がするからだ。安全装置は、安全装置でしかなく、すべてが破壊されることをもとから想定していない種のものであるからだ。もともと存在の不可能なものでしかない。まったく不自然なものである。

自然と人の関係をもう一度考えなければならないように思う。

人は自然の中に暮らしている。

自然に逆らわない、自然といっしの暮らしを守りたい。

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2008年06月02日

地盤調査

地盤調査

先日、設計中の住まいの地盤調査の立会いで敷地に出かけた。地盤調査では地盤の性質を調べるという大変重要な調査である。調べた結果に基づいて設計している建築が建てられる地盤として、それが安全がどうかを検討し、建築の支持方法を検討する。つまり、建築の基礎に影響し場合によっては地盤の性質を工学的に変更することになる。土の中の見えない部分であるがゆえに慎重に考えなければならない。今回の簡易な調査でも、とても深い深度にまで調査は及ぶのですが、調査は大変静かなものである。敷地を黄色いタンポポが埋め尽くしていた。
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2007年11月06日

自然の声

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ネイチャーゲームに、カモフラージュというゲームがある。自然の中にモノを隠して見つけるというシンプルなゲームである。ネーチャーゲームはとても奥が深くやって感動を覚えることもしばしばである。カモフラージュといういゲームは、私自身にどれほどぼんやりと日々を過ごしているのかを気づかせてくれたゲームの一つである。
能美の里山ファン倶楽部で行う企画の事前調査で、休日の夕方に森に出かけた。今年は紅葉が遅いようである。ふと空を見上げると、何気ない普段の森のひとつひとつの葉っぱが一気に私の目の中に飛び込んできたように感じた。少し前と明らかに違う感覚が私の中に芽生えつつある。

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posted by tamao at 09:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ひとりごと/Voice

2007年09月26日

十五夜の月

日本では、旧暦の8月15日にお月見をする風習がある。この日の月を「中秋の名月」、「十五夜の月」と呼ぶそうである。今朝、家内が「今日は中秋の名月だよ」と出掛けに話していた。昼に家に帰ると家内は団子を買って来てくれていた。
つい先日までの暑い日もうそのように、すっかりと秋の気配である。能美の里山ファン倶楽部のミーティングを終えて、夜遅く静かな山道を帰る途中、高い空にぽっかり浮かぶ月がありました。夜も遅いせいか、月は高く、時々流れる雲のはるかかなたにくっきりと浮かんでいました。
私も含めて、当然今と言う時間に私たちは生きている。膨大な情報に振り廻されて、毎日を気ぜわしく過ごしていると大切なことを忘れてしまいがちですが、日本は美しい自然を見つめながらに季節の移り変わりの中に自然の時間と同化する時間のあることを見つけていたのだとふと思った。本当の満月は今年は27日だそうで、今日も美しい月が見れるかもしれない。

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2007年09月09日

辻原登式小説作法

9月8日に白山麓僻村塾の講座に出席し、辻原登のお話を聞いた。辻原氏の作品は「村の名前」が芥川賞受賞作として有名である。東京でがむしゃらに建築に取組んでいたころ、なんとなくタイトルが気になって読んだ本である。私は、建築の創造と小説や映画の創造との類似性を感じていた。「村の名前」は中国奥地を旅する日本人商社マンがある村に迷い込み、奇怪な出来事に出会い、村の秘密へと近づき、ついに真の村の姿にであうというような小説であるが、その小説の秘密が辻原氏の巧妙な描写に秘密があったことを今日知った。「花はさくら木」という小説の周辺を「優雅でのんきな辻原式小説作法」としてお話ししてくれたが、「私自身が言葉のダム」とおっしゃられるように、歴史を読みつくしたと言うくらいの文学の経験的知識と私たちの歴史的経験を頭の中にためているという。それを時折放水することが辻原氏の小説と言う表現である。そこには膨大な知識と緻密な構成がある。また小説はオリジナルではないと言い切るように、歴史の上に緻密に構築されたフィクションとしての物語なのである。
建築やデザインでも、同じだと常々思っている。建築は経験の上にしかつくり上げることが出来ないのである。ましてや経験のないイメージは描くことが出来ないのである。本日の講座は私の建築作法の参考となったような気がする。努力してより多くの経験により多くの時間を使って建築の創造に繋げたいものである。

花はさくら木

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2007年09月02日

建築士の業(なりわい)

改めて設計事務所を自身で経営を初めて1年がたった。法人化して9月1日で、法人の第2期に突入である。週明けから、新しいスタッフも加わってさらにパワーアップしていきたいと考えている。

姉歯事件以降、私たち建築士の社会的な責任が問われている。建築士仲間からは、責任ばかりが大きくのしかかってきて、やってられないとよく愚痴も聞かれる。これまでがいい加減だったわけではないが、本当に大変になったことはうそではない。仕事の流れ自身も順を追って段階的に進めていかないと大変なことになる。そんな日々に私自身も、愚痴のない日はなかったかもしれない。

今日、新しいスタッフ(建築士)の受け入れの準備をしながら、現在の仕事を整理していて、ふと思った。このことは、私たち建築士にとって大変重要な出来事なのである。建築士の業(なりわい)が大きな責任と共にようやく社会的に認知されたように思った。確認申請の手続きで、誰がどの図面を描いたのかまでチェックされるということは、もう何も偽れないと言うことである。当然に責任も重くなるが、きちんとした仕事がこれから増えそうである。

未来のクライアントの皆さまへ、建築の業界には本当に多くの建築デザイナー、建築プランナー、建築プロデューサーという偽装建築士がいます。彼らがどんなに建築の知識、経験、興味そしてセンスがあろうとも、彼らは決して建築の設計を業とはできないのです。建築を知識と経験から創造するという大きな責任を背負うことは彼らには出来ません。

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2007年08月13日

生きるって忙しい

ある会のメーリングリストで建築家の平口泰夫さんの発言に少しハッとした。
「…忙しいって何なんでしょうね。生きるって本来暇じゃありませんよ。つまり誰しもが「忙しく」生きている。〇〇〇に参加することも、私にとってはその「生きるって忙しい」の一部だと思っています。...」
この会だけではない。私の関係するいくつかの活動の会でたびたび仕事があって忙しいと話題に上がる。なんとなく、何でそんな発言になるのかと思っていた。私は平口さんと同じ考えだ。私自身もいくつもの活動の中で、本当に忙しい毎日を送っているが、結論はみんな「忙しく」生きているのです。そして、その忙しいことの中に、生きていることをきっと確認しているはずだと思うのです。

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2007年08月02日

未来へのまなざし

ユウプラスを立ち上げてちょうど一年になりました。4月に法人化して本当にばたばたの一年でした。ようやく最近になって、これまで自分自身が考えてきたこと、建築やデザインについて俯瞰的に見れるようになってきたように思う。会社の小さなパンフレットに、「未来へのまなざし」という解りにくい短い文章がある。

「建築やデザインは、暮らしの拠り所として、水や空気、エネルギーや情報と等しく、私たちの暮らしになくてはならないものだと考えています。時代が移り変わり環境や社会がどの様になろうとも、建築しデザインされ生み出されたものは、暮らしの拠り所として人の心を捉え続ける存在でなければならないと考えています。私たちは、あなたとこの世界にプラスになる未来へまなざしを向けています。身体と空間や時間の関係性を捉えながら、豊かな想像力を持ち、それを具現化する技術開発に全力で取組んでいます。普遍性と革新性を具えた未来へのまなざしを持つ建築とデザインを探求しています。」

かなり悩んでしかし素直に建築やデザインが何なのか、素直にどこを目指しているのかを表現したつもりである。いずれにしても2年目に突入してしまった。仕事を通して、本当に人の心を捉えられていたのか?「未来へのまなざし」を感じていただけたのか?試行錯誤がまた始まります。

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2007年07月23日

私(由田徹)のこと

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由田 徹 / TORU YOSHIDA

一級建築士

1965年
石川県生まれ、石川工業高等専門学校、豊橋技術科学大学・大学院で建築を学ぶ
1990年
上京し建築家北川原温氏に師事
1998年
故郷へUターン
2006年
建築にこだわリ、心地のよい暮らしのデザインを夢見て、U+/ユウプラスを設立
2007年
株式会社ユウプラス設立

趣味は、文化・芸術に触れること、自然に触れること。実家の隣に、自分で設計した小さな家に妻と娘と共に楽しく暮らしています。

詳細は→こちら

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2007年07月19日

モエ〜(萌え)

建築やデザインのことを俯瞰的に見れるようになってきたように思っている。もう少し遅い感はあるが、モエ〜(萌え)という言葉を耳にすることがあったと思う。オタク文化の象徴的な概念だとずっと考えてきた。時代はずっと先を行っている、誰しもモノを衝動的に買ってしまうことやどうしてもてほしいモノ、そんなモノの価値基準には説明のつかない「モエ〜」という感覚が存在している。アニメなどバーチャルな仮想世界で育ったセーラムーン好きな少女やガンダムの好きな少年が家を購入し車を持つ時代にはそれに対応するモノが必要にも思えてきた。

ところで、どうやら私は建築オタク、デザインオタクである。私が「モエ〜」と萌えるモノ(モノではありませんが)を夏も早いのにクライアントのお宅へ伺った帰り夜遅くに見つけました。街灯の下に2匹のオスのカブトムシを見つけました。茶と黒になんともいえない照りをもって光っている。小さいころ夜遅くから朝早く虫取りに自然を駆け巡ったことを見つめていて思い出しました。

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