2012年04月01日

父と木を削った。

父と木を削る.jpg

現在の事務所の1階にある父の大工作業場を事務所のスペースに改修することになった。今は使わなくなった機械類を移動する前にもうわずかになった木材の使える材料を久しぶりに父を手伝って削った。この万能機と父の呼ぶ機械は、文字通り戦後復興の大工仕事では大活躍の大型機械である。父が自分の作業場を構えたころから作業場に鎮座し父の仕事を助けてきた。削り屑の掃除は家族の仕事であった。学生の頃は父を手伝って木を加工した。私の思い出の真ん中にもこの機械がある。木を削りながら不意にいろいろなことが頭に蘇って来て心が熱くなった。

父は大工の棟梁らしく言い出したら聞かない。同時に行動もすばやいというか、何でも自分の手で出来てしまうから、自分の考えでどんどん進んでしまう。いろいろ考えすぎていつまでたってカタチに出来ない私とはぜんぜん違う。作業場を息子に明け渡す決断も相当のことと思う。父の仕事を継がなかった親不孝な息子なりに、この決断を大切に受け止めなければと思う。実家の隣でいまさらと思うけれど、自分自身もふるさとにこだわってきたのであるから、改修するのなら多くの人たちにお越し頂き、大好きな建築やデザインについて語り合える場所にしたいと急遽考えている。熱いおもいが私の心に蘇って来ている。


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posted by tamao at 13:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記/Diary